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パソコンが突然壊れたら・・・すぐに修理に出さずに、自力で直すいくつかの方法。

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パソコンって、徐々に悪くなってしまう場合と、いきなり電源が落ちてつかなくなる場合とがあります。

壊れ方はこの二通りしかないのですが、今回は、元パソコンショップをやっていた経験から、「パソコンがいきなり壊れてしまった場合」の対処法を解説したいと思います。

 

パソコンはついたままだけど、突然フリーズした場合

高スペックのパソコンでも稀にこういうことがあります。
その中でも良くあるのは、動画編集などパソコンに負荷のかかる作業を行っているとき。

フリーズしてシャットダウンも出来ない状態になってしまっているのであれば、電源ボタンを長押しして強制終了するしかありません。

 

まずは、フリーズした原因を考えてみましょう。

パソコン筐体内部のファンが回る音がいつもよりも大きく感じたら熱暴走です。
前述の通り、パソコンんい負荷がかかり過ぎてCPUが熱くならないようにファンは回っているのですが、長く掃除していないPCはファンにホコリが詰まってしまっていることが多いです。

分解というほどの大げさな作業ではありませんので、パソコンを開けてからファンを確認してみましょう。

3年ほど何も掃除していなければ、ホコリが詰まっているはず。
ドライバーなどでもこさぎ取ることが出来るので、見える範囲の溜まったホコリは取り除いた方が良いです。

ホコリを取り除いたらすぐに再起動せずに、数分間CPUが冷えるのを待ってから起動すると良いかもしれません。

 

フリーズの原因でもう一つ挙げられるのは、メモリ不足です。

パソコン内部のマザーボードには必ずメモリという細長い板みたいなのが刺さっています。
(内部ではなく外側に刺さっているのもありますが。)

メモリとは名前だけ聞くと記憶する部品のような気がしますが、違います。
パソコンで行う作業を処理するものです。

最近では8GBくらいを搭載したものが主流で、4GB程度では少なくなりました。
パソコンの性能がどんどん上がってきているので、それだけ処理する量も増えてきているんですね。

メモリ不足が原因でフリーズする場合は、大抵予兆があります。

なんだか最近パソコンが重たい・・・なんて場合は、メモリ不足が原因であることが多いです。

近くのパソコン店に相談してメモリの増設を検討した方が良いでしょう。

ちなみに、パソコンによってメモリは適合する型が違います。あと、最大搭載できるメモリの容量も異なりますので、「メモリが2GBしかないから思い切って32GBくらいに増設するか!」なんて安易に考えないようにしましょう。
もともと2GBしか搭載していないようなパソコンは、せいぜい8GB程度までが限界ではないでしょうか。

最大搭載のメモリの容量もパソコン店に相談したら(詳しい店員さんだったら)教えてくれますので、まずはパソコン店に相談すると良いかもしれません。

 

パソコンのフリーズはメモリ不足と負荷がかかり過ぎたための熱暴走が良くある原因ですが、その他にもフリーズしたときに使用していたアプリ(ソフト)の不具合やマザーボードの故障、OSとアプリの相性などがあります。

たまに、ワイヤレスのマウスやキーボードの電池切れでフリーズしたと勘違いしてしまう場合もあるので、そちらを疑っても良いかもしれません。

 

パソコンの電源がいきなり落ちてつかなくなった場合

パソコンの電源が入らないと言ってもいろんなパターンがあります。

  • 電源ボタンを押しても何の反応もない
  • 電源ボタンを押すと電源は入るが、画面に何も映らない
  • 電源は入ってWindowsが起動するのを確認できるが、そこから先に進まない

他にもいろんなパターンがありますが、これらのパターンからどこが不良なのかをある程度判別することが出来ます。

 

まず、電源ボタンを押しても何の反応もない時。

電源ユニットの故障、マザーボードの故障などが考えられます。
もうこうなってしまったら手の施しようがありません。修理に出すか、買い直すかを検討するべきでしょう。

でも、ハードディスクは問題ないはずですので、データは生きていますから簡単に復旧できます。

新しいパソコンを手に入れたら、ハードディスクを取り出してHDDコネクタなどを購入すれば簡単にデータを移管できます。

 

電源が入るけど、何も映らない時。

パソコンの中のハードディスクが回る音などしていれば、モニターを疑って良いかもしれません。
モニターはずっと使っていると壊れますので、他のモニターに接続して映るようであればモニターもしくは、PCとモニターの接続コードがアウトです。

モニターが問題ない場合、メモリの接触不良も可能性としてあります。
意外とこれは多くの場合で起こります。先日、当方もこの記事を書いているPCが突然つかなくなり、電源を入れても何も表示されませんでしたが、メモリを挿し替えるだけで簡単に復活しました。
WEBサイトを作っている最中だったので、途中まで保存していなくてかなりショックでしたが、メモリを外して挿しただけで直ったから安心しました。

パソコン店をやっているときに、この症状のお客様は5~6割はメモリの挿し替えで復活していたのを記憶しています。

 

Windowsが起動するけど、そこから先に進まない時。

これはハードディスクを疑った方が良いです。
OSはしっかり起動しているということは、HDD以外のパーツは正常である可能性が高いことからも、一番目にHDDが疑われます。

しかし、こうなった場合でも上記の「メモリ挿し替え」で復活する場合もあるので、修理に出す前に一度やってみては如何でしょうか。

 

以上、パソコンの電源が入らなくなった場合の対処法でした。

パソコンはそうそう簡単には壊れません。
意外と、素人の方でも簡単に修理できる場合もあるので、すぐに買い替えたり修理に出したりせずに、まずは自分で出来ることをやってみると良いです。
時間もお金も節約できるので、ダメもとでやってみることを強くお勧めします。

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