WEBデザイン

動画編集スキルが注目される!動画クリエイターの今後が激アツ。

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IT関係の仕事をしていると、今後何を勉強すると良いのか、聞かれることがしばしばあります。
英語?プログラム?もちろん、それらも重要であることには間違いないです。

しかし、英語などの語学もプログラムも習得するには時間がかかりますし、社会人ともなれば学習している期間の経済的な問題もあります。

数年前からこれらの質問に対しては私は決まって「動画編集できるようになると良いかも」と答えています。

今回は、今後なぜ、動画クリエイターのニーズが高まるのかを解説していきます。

 

WEB上での表現方法が画像から動画へと変化する過渡期

動画投稿サイトのSNSが伸びている

スマートフォンに搭載されているカメラは年々進化を遂げており、現在では1億画素を超えるカメラを搭載したスマートフォンまで出てくるようになりました。

また、ひとつのスマートフォンにデュアルカメラと呼ばれる2つのカメラが搭載したモデルが登場したと思ったら、今や5つのカメラが搭載されたスマートフォンもあります。

スマートフォンのカメラが性能を追求されるようになったのは、画像投稿SNSのInstagramの流行も影響。

素晴らしい画像を競って投稿するユーザーを後押しするかのように、カメラの性能と画像の編集ソフト(アプリ)はより良い物へとアップデートし続けています。

 

一方で、2018年頃からYoutubeやTik Tokのような動画投稿SNSも人気になりました。

特にYoutubeは、直接収益も得られる自身の発信ツールとして次々に著名人が参戦。
今やYoutubeの月間ユーザー数は20億人を突破して、Facebookに肉薄しているほど盛況しています。

容量もほとんど気にすることなく、無料でオリジナルの動画を発信できるのも、流行の理由のひとつでしょう。

周知の通り、TwitterやInstagramでも動画投稿は可能ですが、動画の投稿に特化したSNSが今後も勢いを増してきて、ユーザー増加率で言えば画像よりも動画投稿が高くなることは間違いありません。

 

5Gの登場によって回線速度が劇的に変化

WEBやアプリで画像から動画に表現方法が変更する一番の理由がこれです。

2020年に5Gが登場するまで4Gが最も速度の速い回線でしたが、5Gが登場したことによって回線速度が劇的に向上。

回線速度が速くなったことで、これまで動画で表現するには適していなかったWEBサイトのトップ画などが動画で表現しやすくなるなど、読み込み時間の遅延によりサイト離脱率を抑えることに成功できるようになりました。
もちろん、これまでも画像ではなくて動画で表現しているWEBサイトはたくさんありますが、より容量の多い映像を表現できるようになったのです。

 

また、2030年あたりには6Gが登場すると言われています。

回線が6Gになると、5Gをも超える回線速度と大容量の通信が可能。陸海空だけでなく宇宙にまでエリアも拡大するほど改良されるそうです。

もしかしたらその頃には画像よりも動画の方が世の中のコンテンツ量は多くなっているかもしれませんね。

 

 

動画編集は画像編集に比べて難易度が高い

画像編集はスマートフォンがあれば、ユーザーならほとんどができるはずです。

簡単な切り抜きやテキスト入力、ライティング・・・
スマホアプリでは精巧な合成写真を簡単に作成することもできるようになりました。

しかし、動画編集は簡単にはいきません。

そもそも、動画編集ソフトはWindows Movie MakerやiMovieなどが無料で簡単に使えるものの、それ以外の無料で使える動画編集ソフトはあまり流通していません。

していたとしても、機能性が乏しかったり、出力時にメーカーのクレジットが入ってしまうなど、欠点があるはずです。

もちろん今後、無料の動画編集ソフトがリリースされて注目される可能性もありますが、とにかく有償ソフトであろうと画像編集のように直感で操作するだけで理想的な編集・加工ができるものにはならないはずです。

 

また、動画編集は画像編集と違って時間がかかります。

画像は1枚のデータを操作するだけですが、動画は複数のデータを繋いだり、ズームなどのエフェクトを入れたり、音声も設定しなければなりません。

理想とする動画を作るのは、画像編集のように簡単にできるものではないということです。
簡単にできたとしても、何かと類似した編集になったり、どことなくチープだったり欠点が出てきてしまうはずです。

逆に言えば、難しくて経験やセンスが制作物の価値を左右するので、技術を習得すればビジネスになる機会が多くなるということです。

 

ところで、似たような歴史で言えばWEBサイト制作業がそうでした。
IT革命で、新聞や広告など印刷物が紙媒体がなくなってインターネット媒体に変遷すると2000年頃に言われていましたけど、実際にWEB制作だけで事業を展開する個人や企業も増えました。

これから数十年数百年は画像はなくならないでしょうが、画像で表現するコンテンツが動画に変遷する時代に今まさに直面している気がします。

 

 

既にインフレ状態の動画編集業

既に現在、動画編集の需要はものすごく多く、供給が追い付いていない状態です。

日本最大のクラウドソーシングであるクラウドワークスのサイト内検索で、動画編集の募集は常に300を超える案件が掲載されています。

金額は10分程度の動画で5,000円~10万円ほどと開きがありますが、ほとんどがYoutube動画の編集委託を探しているようです。

画像編集の募集は動画編集と比べると今はまだ微妙に少ない程度ですが、今後は間違いなく動画編集の募集が圧倒的に増えてくるはずです。

金額も画像編集と動画編集では比べ物にならないですので、動画編集の方が収益を上げられるでしょう。

プロとして動画編集をできる人が少ない、工数がかかるため時間的な要素から委託した方が良い、高いクオリティを求められている、これらの点からも動画編集業、つまり動画クリエイターは今後は注目されると考えられます。

 

余談ですが、プロが使っていて今後ユーザーが多くなる動画編集ソフトは、Adobe Premiereになるだろうと思います。

テレビ番組でも使われている動画編集ソフトとして有名で、Adobe Premiere ElementsとAdobe Premiere Proの二つのソフトがあり、エレメンツの方は比較的初心者向け。
エレメンツで使い方をマスターしてからProを使ってみると良いかもしれませんね。

ユーザーも今後は増えてくるので、ネット上でもいろんな使い方が解説されるようになるでしょうから、動画編集を学ぶ方は検討する価値があると思います。

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